スウェーデンでの育児記録帳。

スウェーデンでの妊娠出産育児の記録として。そしてまた誰かのお役に少しでも役に立てたらと書き始めました。

待ちに待った初めてのエコー検査

毎日少しずつ思い出しながら書こうと思っていたけど、最近息子の眠りが浅くなかなか横から離れられず、パソコンに向かえず。。。


さて、つわりのきつさを前回書いたんですが、その間待ちに待っていたエコー検査。
スウェーデンでは妊娠したからといっても、しばらくは問診のみ。(助産婦さんと話すだけ)
日本だとエコーで小さなその赤ちゃんの始まりを目にすることができるから、実感が湧くだろうし、正常妊娠かを確認できます。しかし、スウェーデンは、妊娠初期の流産も多いから無駄な検査はしないのです。(医療費がかからないということはそういうことになるわけです。)

死にそうなつわりの中、自分は本当に正常妊娠なのかどうか、不安が過ぎる毎日。エコーの日をひたすら待ちました。普通だと18週くらいにあるそう。でも私は年齢のせいもあるし出生前診断としてその通常18週の1回エコー➕1回 13週に受けることができました。

授かった命、とにかく健康で元気な赤ちゃんを誰もが望むと思います。もちろん私たち夫婦もそうでした。なので、とにかくそのエコー検査の前、最中は本当にドキドキでした。担当してくれたのは50代くらいのベテランぽい真面目そうで厳しそうな女性の先生。1時間くらいだったか。検査はとにかく長く感じました。先生は、念入りに赤ちゃんの長さを測ったり、私のお腹をグリグリとあらゆる角度からみていきました。その間とても厳しい表情でした。後から夫にも聞いたら私と同じくあまりに長く、厳しい表情だったので問題があるのではと心配したそうです。とにかく息を飲むように祈りながらその初めてその赤ちゃんの映像を見ていました。よく最初感動して涙が出るとかいう話も聞きますが私は、もう感動の涙というより、とにかく赤ちゃんが無事かどうかだけが気がきではなかったです。でも動いて姿を見て、あー、生きてる。赤ちゃんいるんだ。と少しホッとしたような感じでした。

つわりがこの頃も酷くて、待合室に座って待つのも一苦労だったのを今でも思い出します。

でもこの日から自分の妊娠が子宮外妊娠とかでなく正常妊娠していて赤ちゃんも無事生きているとわかりかなり安心しました。まだまだこの先もつわりは続くのですが。。。

つわりの日々

緊急外来へ行ったのは前回書いた記事の一度だったけど、つわりの日々はそれはそれは想像を絶する辛さでした。

9月10日くらいら12月上旬、約4ヶ月廃人でした。寝てるのも辛くて食べるのも辛くてあんなに死にたい、、、と過ぎったのは初めてでした。廃人と化して、毎日ゲーゲー吐いている私、、見かねた夫は、「じゃ、おろす?」と。。。でもここまで耐えたんだし、せっかく宿った命を守らねばととにかく耐えました。妊娠して日本への帰国がしばらくできなくなり、次帰るのはきっと一年後の秋。なのでとにかくその1年後の秋の帰国を夢見て頑張れました。(実際コロナで帰ることができなくなかったんですが。)

あー、あの時は、一日何回吐いてただろう。

携帯画面を見るのすら辛かったです。。。

つわりの時に食べたかったのはゼリー、薄味の和風スープ。しかし、スウェーデンゼリーがないんです。ゼリーが。。。ゼラチンはあるから作ればあるけどまず台所に立てない。。。もちろんスープも作れない。夫が買ってきたスープは全て味が濃くて一口も食べれず。

義母もつわりが酷かったらしく、唯一食べれたのがフランスパンとクレーム(kräm)というフルーツジャム?みたいな牛乳をかけて食べるみたいなやつ。それを勧められて買ってきてくれたんですが、ゼリーの100倍濃ゆい感じで無理でした。。。

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とにかくこの国はやはりあらゆるものが味が濃ゆい!濃ゆくて何も食べれるものがない。。

というわけで、病院でも勧められたビスケットをひたすらベッドで無理やり食べてました。ビスケットと水。

つわりが始まり食べれたものの遍歴はこちら↓

フルーツ(主にみかん)、ポテトチップ(塩味、ほんの短い期間)
ビスケット、水

ビスケット、水

ビスケット、水、Riskakor (ポン菓子の塩味版)、みかん

バニラアイス(ハーゲンダッツのみ)、ジンジャーエール

マックのフィレオフィッシュ(ネットで見て試したら本当に食べれてびっくり)

 

こんな感じでした。バニラアイスは気持ち悪さを軽減させてくれましたが、本当にハーゲンダッツのみ!安いバニラアイスは無理でした。とりあえず、主食はビスケットか Riskakor。

ちなみに Riskakorはこんな感じ。↓  味は塩だけだからこれも胃を埋めるために食べていた感じです。

 

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つわりが少しマシな日に唯一食べたかったのは日本のものばかり(泣)

博多の柔いうどん、柔らかい食パン、ゼリー、、

コンビニに行きたかった。その頃あまりに恋しい時は、日本の食べ物 Youtubeを見てました。あ、でも食べ物動画や画像を見るだけで吐き気がしてたので気分がかなりマシになってきた後半の話です。


本当は実家から送ってもらえばよかったんでしょうが、実は妊娠していると親には言えず。私はもう高齢だったから流産するかもとかいろんな不安だらけでほぼ誰にも言えずでそれもまたキツかったです。そう、あと言えなかったのは、スウェーデンは13週くらいまでエコー検査がないのです!なので、自分の目で確かめていなくて、これが本当にちゃんと妊娠してるのか、もしかしたら子宮外妊娠だったらどうしよう!とか不安だらけでした。そしてエコーが初期にないのは、やはり流産も多いからみたいで、、、。病院で子宮外妊娠だったらどうしよう。。と相談したら、その時は痛くて血が出るからそうなったら病院に行くようにって。。。それまで処置しないことにも驚き。。。とりあえずスウェーデンの驚き検診についてはまた次回。今回はつわりがどれだけキツかったかと、何を食べてたかを。

でも本当に頑張ってよかった。つわりについてはまたちょくちょく話の中で書きたいと思います。

 

つわりで緊急外来&気絶。

妊娠が発覚したのは一昨年の9月。

そこから1週間たった頃、なんとなく食欲がなくなっていました。その頃の私はスウェーデンの語学学校(SVAgrund)に通っていたんですが、ある日突然立っていられないくらい具合が悪くなり、学校を急にお休みすることに。しばらく休んだら復活するかなと思いきや、それはどんどん悪化するばかり。最初は少し食べていたものも全く口にできず。
急に休んで来なくなったクラスメイトは心配してたので一応妊娠報告をしました。今思うと学校の先生と友達が家族や友人よりも先に報告することになったのでした。

つわり始まり1週間くらいたった頃、夫はちょうど出張に。確か日帰りだったような。でも遠くて帰りは夜の11時くらいでした。帰ってきた夫は水を飲んでも吐いている私を見て、これはもう病院に行かないと!といい、緊急外来へ連れていきました。緊急外来は車で三十分くらい離れた隣町。その間、もちろん、車の中でも吐いてしまい、ついた頃にはもうヘロヘロ。でも幸い待ち時間は覚えてないけど1時間以内だったと思います。そんなに混んでなかったので。

スウェーデンでは、初めて病院の会う人たちは、「Hej!!(ヘイ)」とめちゃくちゃ気さくな感じで握手を求めてきてようこそ〜!私は〜よ!よろしく!みたいな感じで話しかけてくるんですが、その時はいやいや、もう本当にお願い、見たらわかるでしょ、ベッドに寝かせてくれ、私は吐いてます。。。という感じでした。とりあえず、妊娠してることを伝えて、点滴処置を受けました。終わったのは朝の4時近かったと思います。私は心底ここで眠らせてくれ、、、と思いましたが、「はい、帰っていいよ〜、これは吐き気止めの薬ね〜と」3錠ほどいただき、、、(あとは自分で薬局に買いに行かなくちゃいけません。)、帰路へ。

再び車で30分かけて家へ。付き添いの夫もめちゃしんどかったと思います。。。
で、車を降りた私は、フラフラ〜、、、、ドーン!!!気絶して倒れました。フラフラしてる時助けて、、とだけ発してアスファルトに倒れ込みました。しばらくして、夫が私のほっぺたを叩いて名前を呼んでいて、意識を取り戻しました、、、。雨の日で駐車場のアスファルトも濡れていて服も濡れ、倒れたせいで流血したり、、、夫に抱えられ、なんとか自宅のベッドに戻り休みました、、、とにかく大変な1日でした。

 

 

はじめまして。

現在息子は生後7ヶ月。育児に追われているうちにあっという間に月日が流れてしまい、年も明けてしまい、少しでも記憶が新しいうちに記録したいと思いブログをスタートしました。スウェーデンでの生活も3年目に突入。しばらくは記憶にもとづきながら更新していきます。ブログ初心者ですが、どうぞよろしくお願いします。